青山学院大学の正門を入りますと、チェコの建築家アントニン・レーモンドがデザインしたといわれる一号館と二号館が銀杏並木の両脇にあり、そしてその銀杏並木の正面にギリシア風の旧間島記念図書館が見えてきます。この本学のキャンパスをご覧になられますと、大学が世界に開かれたひとつの国際公共空間、あるいは国際社会のミクロコスモスだということがおわかりになるのではないかと思います。
大学は「創造の場」であり、「学びの場」であり、そして「出会いの場」であるべきだとわたくしは常々考えております。しかし、大学で創造し、学び、そして出会うのはなにも教授と学生だけではありません。青山学院は今年創立136周年を迎えるわが国のもっとも古い私学のひとつですが、この間、本学はつねに心と目と耳をひろく社会に向けて、社会や世界から学ぶ姿勢をとってきました。
昨年、「青学オープンカレッジ」を開校したのもそのためです。それは本学の価値あるものをひろく学外のみなさまとわかちあい、またみなさまから本学が学ぶためです。青山学院大学のキャンパスに足を踏み入れていただき、豊かな時間を本学でお過ごしいただきたくご案内申し上げる次第でございます。
青山学院大学 学長 伊藤 定良
文化、芸術、国際、教育、学術、そしてビジネスが日本の新しい活力を生み出している青山・表参道の特色を活かして、美術・芸術・文化論をはじめ、人の生き方や国際政治の動きを読むものなど青山学院大学にふさわしいオープンカレッジプログラムを作りました。講師には、青山学院大学が誇るわが国を代表する学者や研究者と、学外の著名な専門家があたります。ビジネス、経済、あるいは外交などの現場からも第一線の専門家が講師をつとめます。今年から「英語の青山」ならではの英語講座もはじまりますし、相模原キャンパスでもオープンカレッジを開講します。
青山学院大学近隣の美術館やジャズハウスのご協力を得て、単に話をきくだけではなく、受講者が講座に参加するかたちの本学だからこそできる贅沢な講座も設けました。各界の著名な方々による月1回の「青山リレートーク」という連続講演会も開催しています。
このオープンカレッジによって、本学は社会との連携をいっそう深めていきたいと考えております。
青山学院大学 副学長 土山 實男